参考書をスマホで電子書籍化するときの Adobe ScanとAdobe Acrobat の使い方

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 ここ数年、私は検定試験を受験する機会が増えまして分厚くて重い参考書を使った勉強が不便でした。どの検定の参考書も3cmくらいの厚みがあり、広げると勝手に閉じてくるし、外に持ち出すと嵩張ります。ノートにまとめても人の目が気になって外では勉強しづらいです。また数件の検定試験を同時進行で勉強しているので、「今日はどの参考書を持っていこうか?」と結構どうてもいいことでも悩みます。
 
 もし電子書籍化してスマホで持ち出せば上記の悩みは全て解決します。通勤ラッシュ時間帯でも休憩時間にでもさっと取り出して勉強ができます。人の目も気になりませんし、人の邪魔にもなりません。
 
 すぐにでも複合機プリンターを購入したいところなんですが、狙っていた商品の納期が1.5ヶ月後でした。それにこの時期、コロナ禍の影響で実店舗で実物を見れなくて購入しようか躊躇していたら、思い出してしまいました。

そう!複合機プリンターがなくてもスマホでスキャンができる! ということで今回の記事は、スマホを使って参考書を電子書籍化する方法を紹介します。※わたくし、AndroidユーザーなのでAndroidの場合です。
















使用するもの


電子書籍化したい本
スマホ(またはタブレット)
Adobe Scan(Androidアプリ)
Adobe Acobat(Androidアプリ)
Googleドライブ(Androidアプリ)
※3つのアプリは無料で広告もありません。
※AdobeとGoogleはアカウントが必要です。アカウント登録は無料です。





参考書を電子書籍化する一連の流れ


1.スマホに「Adobe Scan」「Adobe Acobat」「Googleドライブ」をインストールします。
2.「Adobe Scan」を使って本のページを最大25ページまで自動撮影します。25ページ以下はテキスト認識(OCR)、26ページ以上は画像認識。
3.「Adobe Scan」を使って見やすい様に編集します。
4.「Adobe Scan」の右上にある「PDFを保存」で保存すると、「Adobe Acobat」に勝手に保存されます。
5.「Adobe Scan」の「共有」→「コピーを共有」→「ドライブに保存」(Googleドライブ)をタップし、ファイル名を変更したらGoogleドライブに保存します。
6. 「Adobe Acrobat」を起動させファイル選択

もう少し詳しく紹介


1.使用するアプリについてについて
「Adobe Scan」:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.adobe.scan.android
「Adobe Acobat」:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.adobe.reader
「Googleドライブ」:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.docs

AdobeとGoogleはアカウントが必要です。
AdobeはGoogleかFacebookのどちらかのアカウントでログインできます。私はGoogleアカウントを使っています。

2.Adobe ScanのOCR(テキスト・画像認識)について
「最大25ページまで」というのは、25ページを超えると以下が表示されます。

テキスト認識
テキスト認識は、25ページ以下のスキャンでのみ実行できます。テキスト認識をおこなう場合は、ページ数を減らしてください。

これは25ページ以下ならテキストをとして認識(OCR)されて、テキストをコピー、ハイライト、取り消し線、下線を引くことができます。文書作成のときに範囲選択したときに表示されます。テキスト以外のところではメモ、テキスト、フリーハンド、署名の書き込みはできます。

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参考書のテキストをコピーして、メモ帳に貼り付けると、正しくコピーされました。
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私の手書き(パンレシピ)をコピーしてメモ帳に貼り付けたら、変テコな文字羅列でした。手書きを認識するのは難しそう?

26ページ以上は画像認識されるのでテキストをコピー、ハイライト、取り消し線、下線の項目は表示されません。(画像認識されているから)

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メモ、テキスト、フリーハンド、署名の書き込みはできます。

たった25ページか...とも思いましたが、25ページ撮影結構大変です。それと私が勉強している参考書は各章のページ数は25ページを超えないものばかり、ですから各章ごとに分けて保存しやすい。1冊まとめて電子化するのではなく、今日勉強するところだけを電子化しています。そうすればスキャンする負担が軽くなります。

また、1人で撮影をするとテキストが歪んでしまいます。どうしても歪みが許せない方は参考書を抑える枠を自作するなど工夫をしたり、あとは...複合機プリンターがあれば良いんですけどね。


3.Adobe Scanのカラー調整について
カラーの調整は4パターンあります。
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「元のカラー」「自動カラー補正」「グレースケール」「ホワイトボード」これらは一枚ずつ設定するのではなくまとめて調整ができます。

何冊も保存していくと容量が気になると思います。以下は1ページをスキャンしたデータ量です。
()内は参考書400ページをスキャンしたとして400倍した場合のデータ量です。

元のカラー:459.7KB(183,880KB=183.88MB)
自動カラー補正:413.5KB(165,400=165.4MB)
グレースケール:388.5KB(155,400=155.4MB)
ホワイトボード:419.0KB(167,600=167.6MB)

容量を気にするならグレースケールが最も少ないですが、参考書の文章は重要事項を色分けされていて薄いピンク色で表記されているとグレースケールでは消えてしまう箇所があります。私はもともと黒字だけの参考書ならグレースケール、カラフルな参考書なら自動カラー補正にしています。

見開きのページを1人で撮影していると、参考書がたわんだページは画像に歪みが生じてしまいます。スキャンアプリで補正はできますが、もともとの電子書籍やたわみのないページに比べると見栄えがよくありません。やはりきれいに撮影するには複合機プリンターが欲しくなってきます。

5.Googleドライブについて
Googleドライブにコピーして保存するのはファイルを整理しやすくするためです。私はGoogleドライブに画像や動画、ドキュメント、スプレットシート(エクセル)なども保存しているのでPDFもGoogleドライブに保存しています。Adobe Acobatでもファイルタイトルの検索はできるのでPDFだけを使うならGoogleドライブは必要ないかもしれません。

6.Adobe Acrobat について
Adobe Acrobat を起動させて電子書籍化(PDF)したファイルを開きます。上部に「設定ページ」があり、そこで 連続ページ(縦スクロール)、単一ページ(横スクロール)、リーダーモード、夜間モード(暗転)を選択できます。

私は横スクロールが見やすいので単一ページです。

読んでみて見にくいかったら、Adobe Acrobat と Adobe Scan のどちらからでも、カラー調整をやり直せます。



実際に電子書籍化した感想


スマホが一台あれば本を電子書籍化にできます。勉強するときはテーブルの上が片付きましたし、ちょっとした待ち時間に復習もできるようになりました。

しかし、ところどころ歪んでいる箇所があって販売されている電子書籍に比べれば見やすさは劣りますし、当然手間もかかります。電子書籍を購入できればこの作業は要らないんですが、紙の本も欲しいですし2冊購入していく余裕もありません。

再三でできました複合機プリンターがあればもっと簡単にスキャンができます。複合機プリンターを購入できるまでは参考書ではなくまとめたノートを電子化すればもっと枚数は減らしたり、勝手に閉じてしまう参考書を抑える工夫をしていきます。器具の自作は今後の課題にします。